ほっとスペースKIRAKUのマスク

布との出会い

ほっとスペースKIRAKU(以下KIRAKU)はセルフケアに関して幅広い取り組みを行っています。

 

その中の1つにみつろうエコラップ作りがあります。みつろうエコラップとは、オーストラリアでうまれた蜜蝋と布によるラップで、プラスチックのラップに代わるものとして開発されました。洗って繰り返し使え、抗菌力を持つのが特徴です。

 

健康をテーマにした杉と雑貨のお店「三つ枝商店」店主の山崎さんから、藍染めや草木染めには抗菌・消臭作用があることを聞いていました。三つ枝商店で扱っている藍染めや草木染め製品の端切れを染織作家さんに譲っていただいて、みつろうラップ作りを行っています。

 

また、肌に触れる布についても関心があり、麻や絹を身に着けると心地よいことも感じていました。

 麻や絹が古の時代から使われていたのには理由があるのです。 

抗菌性に富んだ藍染のみつろうラップ

2月から取り組んでいたマスク作り

そして明けた2020年。

1/16には国内で初のコロナウィルス感染者が出、2/3横浜港に戻ってきたダイヤモンド・プリンセス号にも感染者がいることがわかり、乗客は長く船内に留まることを余儀なくされたことはご存知の通りです。2/13には国内初の死者が発生。2/21にはあっという間に感染者が100人を超え、多くの人が不穏な気配を感じたと思います。この頃から、店頭ではマスクが品薄となり、ついにはしばらく姿を消す、という事態になりました。

 

既に藍染の布に出会い、そして、天然素材に注目していたKIRAKUでは、「使い捨てマスクがなくなっても慌てることはない。昔はガーゼで作っていたこともあった。せっかく抗菌消臭作用のある布があるのだからそれを使ったらよいのではないか。」と思い、店頭からマスクが消えても不安になることはないということを発信したく『手作りマスク広め隊』と称して一週間facebookに写真をアップしました。2月中旬のことです。それを見て実際に活用した方もいらっしゃいました。 

facebookで「手作りマスク広め隊」の活動

本日の「手作りマスク広め隊」活動終了。 帰ったら耳にかけている部分を持って、そのまま洗剤液にポトン。 よーく洗って乾かすとまた使える。 一日歩き回って、ちょっとでも「おやっ?!」と思ってくれる人がいればいい。 KINOKUNIYAのレジの方の視線は明らかにマスクに向いていた。 それでいい👍 意識が変わるちょっとしたきっかけになれば。

陸川 祐有加さんの投稿 2020年2月19日水曜日

KIRAKUはいつも現在進行形

KIRAKUが初めに提案した手作りマスクは単に折りたたむだけの簡単なもので、マスクがなくてあたふたしている人には「誰でもすぐに簡単に」が重要と思って発信していました。

 

ただ、その時から布は、藍染めや草木染め、麻や絹、と抗菌消臭作用に優れたものにこだわっていました。

 

その後、YouTubeでも手作りマスクの作り方がたくさんアップされるようになり、今では布製の手作りマスクをしている方も多くなりました。

 

そして店頭にもマスクが戻り、マスク問題は終わったような感じになりました。

 

ところが、マスク生活を続けているうちに、使い捨てマスクの使い過ぎで肌荒れが起こったアトピーが再発した、耳の裏が切れて痛い、などで皮膚科受診者が増えていることや、酷暑でのマスク使用問題などがあり、マスクとの付き合いが当分続くことを考えると、まだまだ工夫の余地があることを感じました。

 

夏のマスク問題については様々な企業が工夫を凝らしたマスクやマスク用品を開発し、どうにかしのげるようになってきています。

 

しかし、この夏を超えても、今度はコロナウィルスに加えてインフルエンザウィルス対策として、相変わらずマスクとの付き合いは続きます。

  • 一年を通して使うものならば、肌ストレスがなく抗菌消臭作用のある素材で作れたら良いだろう。
  • 飛沫を防ぐにしろ感染予防対策にしろ人との隔たりを感じさせるものではあるので、無機質なものではなく身に着けていて楽しい気分になれるものが良いだろう。
  • 季節の移り変わる日本で使うなら、形も季節に合った工夫ができたら良いだろう。

そんな思いを持ちながら地道にマスク作りを続けています。

 

KIRAKUのマスクは今のところ、藍染め、草木染め、洒落た柄のコットン生地、ダブルガーゼ、麻、竹布、を用い、その組み合わせを楽しんでいただけるように作っています。今後も絹・麻・竹布をはじめとし、もっと寒くなれば厚手の生地で作ることも考えています。

 

 

生きているといろんなことが起こるけれど、

その都度知恵を絞り、

周りの人と協力し合って、

どんな状況でも工夫を凝らし

楽しみながらたくましく乗り越えていこう。

 

 

それがKIRAKUのマスクへ込めた思いです。